『ガン難民』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「ガンであることを知りながら自分にとって最良の治療法を知ることができず、多くの情報に振り回され満足な治療を進めることができない患者」を指す言葉です。
全国で130万人(2002年)といわれるガン患者総数の約半数67万人いるといわれる「ガン難民」は、医師からわかりやすい十分な説明を受けることができず、不満から医院を転々と移り変わる。そのたびにインターネットや書籍、テレビ、新聞などの情報に翻弄され、断片的な知識ばかりが増え、治療を選ぶことさえできなくなるのです。(順天堂大学医学部 樋野興夫教授談)
歯科医療には、これに似た『歯科難民』がいます。
「歯科難民」は、歯科医師からわかりやすい十分な説明も、検査も受けることができず、また、受けた治療に満足ができず、不満から医院を転々と移り変わる。そのたびにインターネットや書籍、テレビ、新聞などの情報に翻弄され、偏った知識を鵜呑みにし、自分にとって本当に必要な治療を選ぶことすらできなくった患者さんです。
よい治療を受けたいばかりに陥った「歯科難民」は、こうして歯科不振となり、歯科医師を、歯科医療を信じられなくなるのです。
それを、諦めや絶望と表現する患者さんもいるのです。
2005年歯科疾患実態調査の結果を見ると、20歳以上の方の90%以上に虫歯があり、40歳以上の方は残念なことに調査ごとにその数は増加しています。
しかし、実際に歯科医院で治療を受けている方は虫歯のある方のうちわずか30%程であると言うのです。
これはいったいどうしたことなのでしょう?
近年、インターネットをはじめとしたメディアの発達は異常なほどのスピードで皆さんの生活に大きな影響を与え、必要な情報はインターネットからすぐに、無料で手に入る時代となりました。
しかし、すでにお気づきかと思いますが、氾濫した情報は本当にあなたにとって有意義な情報なのか?
疑問に感じることがないでしょうか?
それだけではありません。
実際に治療を受け、期待した結果が得られず、医院を転々とする、まさに「歯科難民」が急増しているのです。
歯科医院は100医院あれば100医院すべて違います
こんな経験ありませんか?
「どうしてこんなになるまで来なかったんですか!」
そう言われても忙しくて…
痛くもなんともないのに…
「この詰め物は○○だから外して全体をかぶせた方がいい。」
そんなに削らなくちゃいけないの?
「この歯はもたないから抜かなきゃだめだ。抜かないと骨が溶けてしまう。次までに、インプラントか入れ歯か考えておいて下さい。」
本当に抜くしかないの?
疑問を持ったまま治療を受けても大丈夫ですか?
こんな話も…。
「インターネットで一番目立っていた医院を選んで行ったのに、アッという間に抜かれて、入れ歯にされました。
でも、入れ歯が合わなくて入れていません…。」
「定期的に先生が言うように通い続けていますが、いつも虫歯だと言われて、どんどん歯が銀色になっていくんです。もう治療はしたくないです。」
これはほんの一例・・・。
患者さんの心の声が聴こえてきます。
あなたにとって本当に必要な歯科医療とは…?
あなたの歯科医があなたにすすめる歯科治療は歯科医師によってすべて違うと言って過言ではありません。
それは、何の違いによって起きるのでしょう?
治療技術や知識、経験の違いだけなのでしょうか?
あなたにとって本当に必要な歯科医療は、何なのでしょう?
その答えをあなたは知っているはずです。
ここでは、あなたが行っている、または行こうとしている「歯科医院」がどんな歯科医院なのか?についてさまざまな角度からわかりやすくお話しするとともに、あなたが歯科医療を選ぶために必要な情報をできる限り歯科医学的な根拠を示しながらお伝えしたいと思います。
あなたは歯科難民になっていませんか?
歯科医院を選ぶのは“あなた”です。
あなたの意思決定があなたの口腔の将来を決めるのです。
責任重大!あとの後悔先に立たず。
あなたにとって生涯最後の歯科医院にめぐり会うことを願って…。