ごあいさつ
医療とは、いつの時代においても、医療を受ける人々の利益となることを第一と考え、健康で快適な生活をサポートするものでなければなりません。
時代は流れ、政治、経済をはじめとする社会背景や科学の進歩により、疾病構造も大きく変化し、さらにインターネットの普及による歯科情報の氾濫、個人の価値観の変化が進み、人々が歯科医院に期待するものや歯科医院を選ぶ基準も変わり、歯科医療の果たすべき役割も変化しなければならない時代となりました。
近代歯科医学の進歩は、インプラント、セラミックなどによる人工的修復は目覚ましい進歩を遂げ、さらに審美の追求へと大きな精力を注いでいるのが現状です。
今日では、あたかも精密で審美的な修復を究めることが歯科医療の目的であるかのように誤解し、それを求める人々すら増えているようです。
これが歯科難民への転落の第一歩なのです。
悩み、迷い漂流する歯科難民を、デンタルインタビューによって救い出し、卓越した技術によって口腔の健康から全身の健康へと導くことが当院に与えられた使命であると考えます。
山田歯科医院の使命
当院は3代続く歯科医院で、1970年代に渡米した先代が当時日本では抜いたり、削ったりすることが歯科医療であったのに対し、「虫歯や歯周病にならないようにする」予防がブームとなっていた米国の歯科事情に驚き、大量の歯ブラシを買つけ日本で予防を始めたのが当院の予防歯科の原点でした。それから40年以上の年月の間に、予防の概念や方法は大きな進歩を遂げ、米国やヨーロッパでは大きな成果をあげています。
しかし、残念なことに日本の歯科医療の現場ではなかなか予防を十分に提供することができず、日本人の口腔内は「治療してある歯がほとんどで、どんどん削られ、失われていく」のが現状です。
当院は、直しても直しても悪くなる口腔を、「治したら2度と治さなくて済むようにしたい」と考えHC=0という歯科医療の目的を掲げ、「もう2度と治療をしたくない」「治療に時間やお金をかけたくない」、そして生涯健康な自分の歯を保ち、快適で美しく健康な生活を送りたいと願うあなたの思いにこたえます。
現在の渋谷区幡ヶ谷の診療所は渋谷区代々木にあった旧診療所の老朽化に伴い、30周年を機に2011年1月ゆとりのある空間と最新の設備を完備し移転致しました。