あなたの目の前の方の歯が見えますか?
白い歯・なんでも噛める = 清潔・健康・QOL高・豊かさ
歯がない・銀歯・入れ歯 = 不潔・不健康・QOL低・貧しさ
こんな公式が成り立とうとしています。
歯を見れば生活が見えてしまう
近年、歯科医療におけるインプラント治療は、もはや人生における入れ歯への恐怖を払拭し、入れ歯のない生涯を生み出した革新的歯科治療技術です。 しかし、インプラント治療は健康保険のきかない高額な治療であり、一部報道でも騒がれたように治療には大きな危険を伴い、治療への不安をあおりました。
その結果、インプラント治療という選択肢を選べない、最新の歯科医療技術の恩恵にあずかれない患者さんが出てきました。 歯科医療においてはインプラント治療のみならず、従来の治療においても同じような歯科治療格差が起きているのです。 それは、セラミック治療、矯正治療などいわゆる健康保険のきかないすぐれた歯科医療技術によって起きているのです。
いうならば、
白い歯、美しい歯、いくつになってもなんでも噛める = 清潔・健康・高いQOL・豊かさ
汚い歯・銀歯・入れ歯・食事が不自由 = 不潔・不健康・低いQOL・貧しさ
このような公式をイメージさせるようになったのです。
まさに医療格差。 歯科医療を受けるときの患者さんの経済状況のみならず、治療後の人生の質にさえ影響するわけです。 歯科医療を受けるときの患者さんの経済状況のみならず、治療後の人生の質にさえ影響するわけです。2000年、日本人の健康の指針と言われ提唱された「健康日本21」には、口腔の健康は全身の健康に影響することがうたわれています。
銀歯だらけの口や入れ歯で高級食材を使った一流シェフの料理をおいしく堪能できるのでしょうか?
どんなにセレブを気取っても、口をあいたら銀歯がきらり!なんて想像したくないですね。