山田歯科医院|渋谷区幡ヶ谷|一般・小児・審美・矯正歯科など

歯科難民を救え!Dr.Yamada'sブログ

はじめに…

『ガン難民』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「ガンであることを知りながら自分にとって最良の治療法を知ることができず、多くの情報に振り回され満足な治療を進めることができない患者」を指す言葉です。
全国で130万人(2002年)といわれるガン患者総数の約半数67万人いるといわれる「ガン難民」は、医師からわかりやすい十分な説明を受けることができず、不満から医院を転々と移り変わる。そのたびにインターネットや書籍、テレビ、新聞などの情報に翻弄され、断片的な知識ばかりが増え、治療を選ぶことさえできなくなるのです。

(順天堂大学医学部 樋野興夫教授談)

歯科医療には、これに似た『歯科難民』がいます。

私の医院では初診時に90分のデンタルインタビューをしています。
そこで聴く、患者さんの声は患者さんの人生をも左右する大切なものです。


その声を頼りに、その患者さんにとって本当に必要な歯科医療を提供することで、患者さんの将来が明るく変わっていくのです。


このブログは、漂流する歯科難民救済をライフワークとする山田歯科医院院長の活動や思いを綴ったものです。


この世界から歯科難民がいなくなることを願って…。

予防は最強の治療

2014年1月11日 (土) 15:46

原因論図

歯周治療の世界的権威イエテボリ大学歯周病科リンデ教授は歯周治療において何よりも大切なことは?との質問にこう答えています。

「歯周治療において最も大切なことは、昨日も、今日も、そして明後日も“予防”の一言に尽きる。」

あなたは、

歯科治療が必要な時にいったい何を考えるでしょう?

「この歯をどうやってなおしたらいいか?」を考えることでしょう。

このように考えて歯科医院を訪れると歯科医師は「削らないと・・・」「神経をとらないと・・・」「インプラントにするのが・・・」「セラミックが・・・」などと治療方法ばかりの説明をします。

虫歯や歯周病、噛み合わせの問題を抱えているあなたにはそのような状況になった原因が必ずあるのです。

この原因を解決しなければ、治療をして一時的によくなっても、また時間がたつと問題を起こします。

例えば「胃潰瘍」という病気があります。昔は手術で胃をとるか大変な食事療法で食生活に大きな制限を強いられる厄介な病気でした。

ところがこの胃潰瘍、2000年からたった2週間で完治する病気になって治療方法が確立されたのです。

それは、従来胃潰瘍の原因がストレスや食生活だと言われていたものが本当の原因がわかったからなのです。

あなたは「ピロリ菌」というのをきいたことはありませんか?

このピロリ菌が胃の粘膜に定着して胃潰瘍を起こしていることを1999年ころ複数の大学の研究論文が根拠となり治療方法が大きく変わったのです。

抗生物質を2週間飲むことで原因であるピロリ菌が死滅してあれほど厄介だった胃潰瘍は治ってしまうのです。

時代は変わり、歯科医療はどんどん進歩しています。

現在は虫歯も歯周病も噛み合わせの病気も多くの研究によってその原因が明確になっています。

その原因を取り除くことをせずに未だに削る、詰める、かぶせるばかりをする歯科医院があまりにも多いのはとても残念です。

確かに、削って詰めて被せないとお金にならないのは確かです。

原因を放置して治療ばかりに一生懸命なのは軽軽のためです。

できる限り削らない、抜かない、神経をとらない、詰めない、かぶせない・・・。

こんな治療があってもいいと思いませんか?

予防をせずにどんなにいい治療(セラミックのような高額な自費治療など)をしても、原因が解決していませんのでまた病気は再発します。

そのたびに歯は削られ、かぶせられ、抜かれてより高額な治療に至るだけでなく、旗次々に失われていくのです。

予防をして、虫歯、歯周病、噛み合わせのトラブルを起こしにくい状態になればどんな治療も長持ちし、歯科医院への来院も少なく、痛い治療をすることもなく、お金もかからないのが予防の力なのです。

当院は1970年代のアメリカ第1期予防ブームのころ渡米した先代が大量の歯ブラシをおみあげも買わずにトランクに詰めこみ持ち帰ったころから実に40年を超える事績を持っています。

「予防に勝る治療はない」スポーツでも「防御に勝る攻撃はない」というように予防が確実にできることがこれからの歯科医療には何よりも重要なのだと考えます。

高度で高額な治療ほど、予防の重要性が問われるのです。

歯科難民の多くが多くの場合最新の技術や器材、材料に翻弄され、歯科医療の本質を見失った方なのです。

歯科医の私が言うのもおかしいと思うかもしれませんが、歯科治療は削れば削るほど歯を失う方向に向かうのです。

歯医者のことを業界内では「破壊者」という人もいるくらい、治療することでより悪い状態を作っているのが現実です。

こうして歯科難民が増えていくのです。

 

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新刊 プチ更年期デトックス 横森理香著 に当院 

2014年1月10日 (金) 18:44

Image1-41大和書房から当院患者さんの横森理香さんの著書「プチ更年期デックス」が出版されました。

以前出版した書籍が好評だったそうで文庫化しての出版だそうです。

歯科治療を他院で受けてから体調不良など不定愁訴を訴え、ボロボロになって当院を訪れ再治療して復活した経験をされた横森さんのリアルストーリー。

説得力あります。

歯科治療に使う金属材料は本当に怖いです。

この本の中に当院が紹介され私も登場しています。

是非お読みください。

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2014新年あけましておめでとうございます。

2014年1月8日 (水) 17:23

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新年あけましておめでとうございます。

今年も歯科難民救済に向けて歯科医療を必要とされるあなたに生涯最後の歯科医院にめぐり会うための情報を提供したいと思います。

2014年1月7日朝日新聞朝刊トップに画像のような記事が掲載されました。

家電量販店などで最近では当たり前に使われているポイントカード。

あこポイントが歯科医院に導入されているという記事です。

この記事をどのように読むかがとても問題です。

まず、考えてみてください。

このポイントを導入しようと考える歯科医院はどんな歯科医院でしょう?

① 新規開業で知名度がなく患者が集まらない

② だんだん新しい歯科医院に患者をとられ患者が減っている

③ とにかく患者を増やしたい(増えないので)

導入を検討している医院の患者が減る、集まらない、増えないのはなぜでしょう?

このポイント、導入するだけで他院とは違う「差別化」がはかれるんです。

投資は必要ですが、お金さえかければ何の努力もなく他院より優れた部分を作ることができるのです。

それは新しい歯科医院がきれいなだけで患者さんが集まるのと同じです。

以前にも

お話ししましたが歯科医院は十人十色ならぬ10医院10色なのです。

同じ歯科医院などありません。

昭和30年代、当時の厚生省は新聞広告に「健康保険医はどの医院に行っても同じ質の医療を受けられる」という広告を出しました。

未だにそんなふうに考えている方がとても多いのは歯科医療の質を見極める知識がないからです。

実はそこに目を付けたのがこのポイントなのです。

患者さんはホームページなどの情報をみても歯科医院を選ぶ決め手がない。

それは車選びと違って歯科治療に「試乗」はないからです。

試しに削って、詰めて、かぶせて・・・とはいかないのです。

だから患者さんにとってわかりやすいアドバンテージをこのポイント運営会社は売っているのです。

こんな弊害が起きるのです。

コストがかかるのでその分の補てん増収のため

① たくさんの患者さんを診る必要があり、患者さんにかける時間が減る。

② 不必要な治療をする傾向が出る

③ 人的サービス、コミュニケーションが減る。

④ 時間がかけられないので提供する治療の質が落ちる

簡単に考えても必然的にこんなことが起きるでしょう。

患者さんの利益よりも売り上げアップを優先した考えが見え隠れします。

ポイントを貯めるために

回数多く通う、きちんと説明もしてっもらえない、治療の結果がよくない(すぐにダメになる)、手荒に治療されているように感じる・・・等々

すべての歯科医院がそうだとは言いませんが・・・

これを歯科医院選びのポイント?にするのはいかがなものでしょう?

新聞記事をみてもわかるように導入した医院は自力で医院の特徴を出すことができなかったためにジリ貧だったということです。

他にも最近では「ファーストチケット」というディズニーランドの「ファーストパス」みたいなのがあります。

こちらも「今すぐにでも診て欲しい!」という患者さんにとってありがたいサービスのようにも見えますが、実は診療ユニットの空き時間を埋めて、経営小売るをあげることが目的。

健康保健では初診料の評価が大きく初めての患者さんがお出でになると来ただけで点数が高く収入が上がるのです。

どちらにしてもお歯科医療はいつからこんな情けない職業になってしまったのでしょう?

恥も外聞も捨てて儲けることに突き進むのは、きっと他に喜びがないからではないでしょうか?

患者さんの喜ぶ笑顔や「ありがとう!」の言葉はお金では買えないのに・・・。

医療者の仕事は他の業種と分けてプロフェッショナルの中でも特殊な「プロフェッション」と言われる職業です。

医者、弁護士、僧侶を3大プロフェッションといいます。

普通のプロフェッショナルは、何かを提供すると提供した相手に

お金を頂き「ありがとうございました」といいます。

しかし、この3大プロフェッションは何かを提供し、提供した相手が「ありがとうございました」という特殊な仕事なのです。

八百屋で大根買って「ありがとうございます」というのは八百屋の大将ですね。

いまどき八百屋もないか・・・。

家電量販店のようにどこでも同じものを売っていて、価格もそう変わらなければポイントが付く方を選ぶのは手に入るものも、サービスも同じなら当然のことです。

しかし、手に入るものもサービスも違う歯科医院を選ぶのにポイントで選ばせるのは患者さんを馬鹿にしているとしか思えない。

「どうせ患者には医療の質なんてわからない」という大前提がそこにはあるのです。

またここに歯科難民を生み出す歯科医療の罠が・・・。

 

 

 

 

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スタッフの面接・・・歯科衛生士

2013年12月24日 (火) 15:07

当院は予防をベースとした治療を長年しているので歯科衛生士の存在は不可欠です。

歯科医院のスタッフの中でも国家資格を持ったスタッフが歯科衛生士です。

現在は3年制または4年生の専門学校を卒業し、国家試験に合格して勤務します。

しかし、全国的に見ても歯科衛生士の数は少なく、現状都内の歯科医院で歯科衛生士の雇用状況は人数割合で3医院にひとりしか存在しません。

現実的には当院のように常勤3名非常勤1名を雇用している歯科医院もあるのでおそらく10医院のうち2医院くらいしか歯科衛生士はいないのではないかと推測できます。

それだけではありません。

歯科衛生士の職務として予防をしっかりされている医院の場合は予防業務が中心になると思いますが、歯科衛生司法上、歯科衛生士は歯石をとったり、詰め物を入れたりすることができることから、治療の一部を担っている歯科医院もあります。

治療中心の医院では歯科衛生士がいても予防業務は積極的でない歯科医院もあるわけです。

現実的に歯科衛生士の採用は非常に難しく、募集を出してもなかなかいい人材にめぐり会うことができないのです。

当院ではさらに予防業務の充実のために年明けから歯科衛生士を増員予定です。

そのため、毎日面接をしているのですが・・・。

当院の場合、1次面接後2次面接では当院スタッフ全員が面接をします。

自分と一緒に働くスタッフを選ぶのに、面接して気に入らないスタッフとなかよく、良い仕事が出来るはずがないと考えることからです。

女性の目は私よりも厳しく「挨拶がしっかりできない」「服装が面接にそぐわない」からはじまり、血液型や当院を選んだ理由まで厳しく聞かれるようです。

受付や歯科助手の場合、前職が一般企業の場合、そのようなことはないのですが、歯科衛生士の場合、

特に中途採用は大変な方が生出になります。

社会性が乏しく、面接にジーンズできたり、挨拶もしっかりできなかったり、とても今まで歯科医院で勤務していたとは思えないような方が面接に来ます。

人を診る仕事であるはずの歯科衛生士が面接でさえ社会人として

最低わきまえていなければならないはずのマナーレベルのことができないのです。

そんな状況でよく仕事が務めるものだと感心してしまいます。

売り手市場の歯科衛生士はこんな状態でも採用されるようです。

当院の場合は考えられません。

 

ひとりひとりの患者さんに信頼して頂けるような態度や身なりは入社前にクリアするべきことと当院では考えます。

こんな状況が現在の歯科界の現状ですから予防が広まらないのは当然のことでしょう。

 

 

 

 

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患者様のご紹介

2013年12月20日 (金) 11:15

当院に来院される患者さんはほとんどが紹介で来院されます。

まれに雑誌や書籍をご覧になって問い合わせを頂きお出でになる患者さんもいらっしゃいますが、当院ではめずらしいいくらいです。

昨日も当院に通院され治療が終わりメインテナンスに通っていらっしゃる患者さんからお電話を頂きました。

お嬢さんが顎の痛みで困っていらっしゃるというのです。

早速診させて頂くお約束をしました。

今日も同じくメインテナンスで通ってらっしゃる患者さんからお電話を頂きました。

アメリカにいるお友達が歯が痛くて困っているというのです。

いい歯医者さんにめぐり会えず抗生物質を飲んで我慢しているというのです。

日本で治療を受けに帰国するので診て欲しいというのです。

事情をご本人から伺いたいのでメールして頂くことになりました。

 

当院のホームページは当院の患者さんからの声で作ることになりました。

「先生のところを紹介したいけどなかなか上手に説明できない。」というお話から何か先生の医院のことがわかる本か何かが欲しいということでホームページを作ることになりました。

患者さんからは生の声を頂き掲載することで、当院の患者さんたちも「私のように困っている方を助けてあげたい」との思いがその声にはあふれています。

海外にも「歯科難民」があふれているのが現状のようですね。

少しでも歯科難民が救われることを願ってやみません。

 

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患者を診ることができない・・・年内最終勉強会を終えて

2013年12月16日 (月) 12:16

15日(日)4月から開催した第8回デンタルインタビュー年内最終勉強会を行いました。

今回は年内最終ということでおさらいをしました。

デンタルインタビューは単なるコミュニケーションテクニックではなく、歯科医師やデンタルスタッフの医療に対する 考え方や志が大きく影響するところです。

考えてみればわかるはずです。

歯科医師は患者さんにこう聞きます。

「どこが痛いのですか?」

「いつから痛みますか?」

「どんなふうに痛みますか?ズキズキ?シクシク?冷たいの?熱いのにしみる?」

こんなふうに聞かれるのを「問診」と言います。

この聞きだした情報から歯科医師は疾患を診断し治療方法を決めます。

ですからこのような質問は治療には必ず必要なのです。

あなたにとって「シクシク」「ズキズキ」「冷たい?」「暑い?」は重要な問題ではないと思うのですが違うでしょうか?

それよりも痛いことで

「夕べは寝られなかった」

「食事ができない」

「集中して仕事ができない」

といった生活に及ぼす影響の方が重要で、そのことを先生にわかってもらいたいと思いませんか?

そのことが先生に伝われば先生はあなたの痛みをわかって早く痛みが治まるように最善を尽くしてくれることが期待できるのではありませんか?

歯科医院には問題を抱えた患者さんが大勢おいでになります。

あなたはその中のひとりに過ぎず、○○さんという患者さんではなく☓☓という疾患を持った歯や歯茎を診ているのです。

忙しく、治療に追われる中、程度が患者差によって全く異なる中で患者さんの声を聴こうとしないことでどなたにも同じ対応でしか治療ができなくなるのです。

あなたの痛みや辛さをわかっていない歯科医師は通り一遍の治療しかしてくれないのです。

「患者を診る」ということは口腔の問題を抱えた患者さんを診るということで、やれ「歯髄炎」だとか「歯根膜炎」だとかいう診断と治療だけでなく、患者さん独自の辛さや事情を理解してはじめてその患者さんが満足して下さる最善の治療をすることが可能になるのだと思います。

例えば前歯の差し歯がとれてなくしたという患者さんが来たとします。

歯科医院が込んでいれば狩場を作る時間もない。

まして最終的なセラミックの治療など何回も来てもらわないと終わらないのです。

その歯科医は忙しいあまり「すぐに歯は入らないから穴のところだけ食べかすが入らないように詰めておきますのでまた来てください。その時は時間をとって仮歯をまず入れましょう。」といいました。

その患者さんは2度とその歯科医院にはいかず別の歯科医院にすぐに行きました。

この患者さんにデンタルインタビューをすると

「明日、友人の結婚式でスピーチをすることになっていて、前歯がなくなって恥ずかしいので何とかして欲しかった。」というのです。

だた、差し歯がとれてなくなったのではなく、明日、友人の結婚式でスピーチをしなければならないその患者さん独自の事情があったのです。

このような歯科の病気の体験を通じての患者さんの不安や悩み、考えや思い、生活や人生への影響などを伺い医療者が共有する医療を「NBM(ナラティブ・ベースドメディスン)と言って、歯科以外の医学界ではすでに10年以上前から実践されている患者中心の医療です。

とはいえ、日本ではNBMを実践できる医療機関は非常に少なく、テレビなどでよく話題になる日野原先生の聖路加病院がその一つです。

歯科医院においては皆無に等しいのが現実です。

厳しい歯科医療経営の中、患者さんとのコミュニケーションは医院経営にとってマイナスと考え、まず欠如するのがコミュニケーションなのです。

こんな現実を患者さんにも知って頂ければと思います。

 

 

 

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横森理香さん公式ブログ記事ご紹介

2013年12月13日 (金) 12:04

横森理香ブログページ

たまたま見つけた当院患者さん、テレビ、雑誌、書籍などでご存知の方も多いかと思いますがエッセースト横森理香さんの公式ホームページ。

当院には学生時代から通われています。

私もかれこれ25年もお付き合いさせて頂いています。

この記事は、ちょうど当院が移転した後メインテナンスに来た時のもののようです。

横森さん、結構歯医者ネタで当院を使ってますのでいろいろな書籍や雑誌に出てきます。

横森さんの本を読んで当院にお出でになる方もいらっしゃいます。

彼女は当院に来てから虫歯になったことがない。

昔の治療を最新のセラミックに交換したことはありますが、とにかく欠かさずメインテナンスにお出でになって虫歯も歯周病もなし。

メインテナンスの効果をはっきりと示す良い事例になっています。

年明けには大和書房から「40代・デトックス処女」が文庫化され新しくなって発刊されます。

先日、当院に関連する記事内容の確認をさせて頂きました。

歯科に関する辛口コメントはとても爽快!

横森さんの本を読んでお出でになる患者さんの横森さんへの信頼度は抜群です。

皆さん「私も横森さんのようになりたい!」とおっしゃいます。

当院にとっても自慢の患者さんです。

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鹿児島講演行ってきました。

2013年12月10日 (火) 14:18

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12月7日(土)8日(日)の2日間鹿児島県に講演に行ってきました。

画像は8日鹿児島県歯科医師会館で行われたセミナーの実習風景:スクリーンの前で歯科医師が患者さん役のスタッフにインタビューをしています。これがなかなか難しいんです。

鹿児島はこれで4回目の講演になります。

7日は鹿児島県で2番目に大きな姶良郡歯科医師会館での講演でした。

総会でも満席にならないと聞いていた100名ほどが入る歯科医師会館の会場に予定を超えて追加席を設ける満席での講演となりました。

私の講演はほとんどの歯科系の講演が技術的な講演なのに対し、歯科医療における技術以外のこと、患者さんとの良好な関係を築くためのコミュニケーション、患者さんの話を聴く姿勢や聴く技術について最新の医学情報をもとにお話をしてきました。

参加された先生方から「最近は最新の技術にばかり目を奪われて歯や歯茎ばかりを見ていたような気がする。患者さんを診ること、歯のトラブルを抱えて生活上の問題を持った患者さんを診ていることを忘れていたような気がした。明日の臨床からしっかりと患者さんと向き合っていきたいと改めて感じさせてくれたいい講演で感銘を受けました。」などの感想を頂きました。

辛い治療によってやっと噛めるようになっても、治療の辛さから治療後のメインテナンスを受けて頂けないような歯科医療ではせっかくの治療も長持ちしません。

患者さん言葉に耳を傾け、患者さんの本当の望みを聴くことができる歯科医師はまだまだ少ないと思います。

忙しさにマスクも外さず、治療に必要な用件しか聞かない今の歯科医療は決して患者さんに信頼されないと思うのです。

治療がすめば患者さんは逃げるように去っていく・・・そんな歯科医療は私は医療だとは思いません。

長くよい関係が続いてこそ、患者さんは快適で美しく生活ができるのではないでしょうか?

今日、メールで北海道インプラント研究会と郡山歯科医師会から講演の依頼がありました。

このような考えが日本全国に広まれば、歯科医療はもっと信頼される職業になれるのに・・・。

 

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故・生出浩哉先生の「お別れの会」仙台にて

2013年11月25日 (月) 18:51

DSC01012私の所属する日本で最も歴史の長いスタディークラブCDCの先輩である生出浩哉先生が57歳の若さで今年6月にお亡くなりになられました。

震災を経験されたご家族の願いから葬儀はご家族のみでされましたが、私たちCDCのメンバーはお別れの言葉を述べることもできずここまで来てしまいました。

11月24日CDCの有志が生出先生の地元仙台に集まり、ご家族もお呼びしてお別れの会を行いました。

生出先生は特に歯周病の治療におかれては片山恒夫先生の仰る自覚、自立、自助によって患者が自らの手で健康を取り戻す支援をする姿勢を「医患共同作戦」として「歯を守ることは歯医者の使命であり、歯周病歯の抜歯は治療ではなく、治療の放棄である」との考えを継承し、着実な経緯の記録と共に誰が見ても治療の効果が確実にみられる治療をされた先生です。

その真摯な姿勢は生出先生の症例発表をみるとヒシヒシと感じられるのです。

CDCは他のスタディークラブの先生から歯周治療について「何もしていないじゃないか」と批判を受けるようです。

確かに派手な手術やパフフォーマンスはしませんが、確実に治ってきているのは事実です。そして他院で「抜く」と言われた歯がCDCの先生の医院で長く保存されているのも事実なのです。

その症例は圧倒的です。

CDCでは「この症例のすごさがわからないやつはCDC会員じゃない」とまで言われています。

世間一般と常識では到底保存できない歯が残るのは、患者さんとの気の長いコミュニケーションの積み重ねと、その結果得られる信頼関係。

そして、患者さんの治療への積極的な参加によってはじめて奇跡のような結果がもたらされるのです。

CDCは貴重な実績を残した偉大な臨床家をなくしましたが、その精神は残された会員すべての胸の中に脈々と受け継がれていくでしょう。

 

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第7回デンタルインタビュー勉強会開催

2013年11月25日 (月) 14:04

4月から毎月1回10:00~16:00まで当院研修室で患者中心の医院システムの構築のための勉強会を開催しています。

11月23日(土祝)お休みにもかかわらず15名ほどの先生がお集まりになりました。

すでに今年は7回目を迎え毎月10名ほどの先生とロールプレイニングを交えて勉強しています。

あなたの今まで通われた歯科医院の先生やスタッフと診療台(ベッド)以外のところで面と向かってお話ししたことはありますか?

マスクをとった歯科医師の顔をご存知ですか?

結構「見たことない」とおっしゃる患者さんが多いんですよ。

顔も見たことがない先生にどうして大切か口腔を任せることができるのでしょう?

日本ではマスクを外さずしゃべるスタッフや歯科医師がとても多いためそんな状況が常態化しています。

なので不思議に思わない。

実はそんな状態が非常識なんとだと思うのです。

普通、人は出会うとき、素顔で出会いますね。

マスクをした方と話しをしたいと思いますか?

マスクは花粉やウイルスを遮断するだけでなく人間関係を遮断します。

それなのに歯科医院では「忙しいから・・・」とマスクも外さずしゃべるのです。

電話でマスクでこもった声で話す歯科医院のスタッフはいませんか?

それだけで医院の患者さんに対する姿勢が伝わります。

こんなことから勉強するのがこの勉強会なんです。

歯科医院での患者さんとの出会いから患者さんと歯科医院のかかわりが始まります。

忙しさに歯や歯茎だけをみてあなたのことをみようとしない現在の歯科医療の悲しい現実を何とかしようというのがこの勉強会のテーマです。

あなたを歯科医療というステージの主役として迎え、主役が輝けるようにサポートするのが私たちの役割と考えています。

新人歯科医師から経験10年以上のベテラン、そして歯科関連企業の方も参加されています。

こういうことを勉強する場が今はないんです。

若い歯科医師は技術を身に付けることばかりに気持ちを奪われます。

しかし、大切なのは治療技術だけではなく、患者さんの悩みや不安に耳を傾けること。

患者さんの期待にこたえることができなければ治療は失敗なのです。

米国コロンビア大学では2000年からナラティブプロジェクトと題してこのような患者さんと作る新たな歯科医療にかかわる物語を構築する試みが行われ大きな効果を出し、各種メディアで大きく取り上げられています。

残念ながら日本ではまだまだごく一部の大学での取り組みだけで、、まして歯科医療における取組は他に例をみません。

ただでさえ痛みを伴う治療であったり、見えない場所でしかも脳に近い部位の治療のため不安が付きまとう歯科医療において今までこのような試みがされてこなかったのは日本の歯科医療が20年も遅れをとっているからに他ありません。

患者さんの身になって患者さんの視点で歯科医療を考えるとその答えが見えてくるのです。

 

 

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