2014年7月22日 (火) 18:22
歯科医療の特殊性:歯を削る
歯科治療の多くは歯を削りますね。
削られるのは仕方ないと思ってはいないでしょうか?
削って何かを入れてもらえばあなたの歯は治ったのでしょうか?
「痛くなくなったから」「穴が埋まったあら」「食事に支障はないから」「見た目が良くなったから」・・・
本当にそれで大丈夫なのでしょうか?
歯科医は患者さんのお口の中を診るとき治療してある歯ほど気を付けて診ます。
「どうして?かぶせてあるんだから虫歯にならないでしょう!」
それは大きな間違えなんです。
実は治療した歯ほど問題を起こす可能性は高いのです。
あなたの今お困りの歯、以前治療した歯ではありませんか??
歯は例え1ミリでも削ってしまうと絶対に元通りにならないのです。
歯科治療の多くは「治る」ではなく「直る」をさします。
人間の身体なのに「修理」を意味します。
削ったところには詰め物やかぶせ物など人工物が必ず入ります。
それは失われた歯の一部の代わりなのです。
そう、歯科治療では残念ながら歯は「治らない」のです。
これが根本的な歯科医療の特殊性「歯科治療の限界」なのです。
お医者様では何をするのでしょう?
大きな外科手術なら別ですが、多くの場合、注射とか薬とかで治りませんか?
そう「治る」んです。人間のからだは常にな治ろうとします。
注射や薬はその効果によって治る力を助けているのです。
言い換えればよほどのことがなければ自然に治るのです。
昔、まだ医療がない時代は薬や注射もなく、ただ寝て治るのを待つしかなかったのです。
歯の治療はこうした「自然治癒力」を持たない歯の失われた機能を取り戻すためにされるのです。
治らない臓器を人工物で補うのです。人間のからだに入った人口の臓器で一生問題なく使えるものなどないのです。
これが医療の限界なのです。
だから、歯科医療には「予防」というものがあるのです。
直すことよりも、「直す必要がない」ことの方がいいと思いませんか?
直した歯を長持ちさせるのも歯科医療の役割なのです。
ただ直すだけじゃ長持ちはしませんね。
上手に直して長く持たせる。
これを実現したいものです。上手にインプラントやセラミックを入れてもらえば大丈夫でしょうか?
予防はできているのでしょうか?
これも歯科医院を選ぶ大切なポイントです。
予防をしている歯科医院って最近はとても多いようです。
でも、していても効果がなければ意味がないとは思いませんか?
歯科医院選びはこんなふうにとても難しいですね。
それなのに意外と安直に歯科医院選びはされているらしいのです。
あなたはどんなふうに選んでいますか?
その医院の予防の効果を測る方法を次回はお伝えしましょう。
カテゴリー: 未分類 | コメントはまだありません