2014年7月9日 (水) 18:25
CDCサマーミーティングが7月5・6日軽井沢で行われました。
画像は例会中発表の場面
日中の例会と夕食後のミーティングで寝たのは2時になってしまいました。
やはり、いつもの例会とは違っていろいろな話が深くできるところがサマーミーティングのいいところです。
あいにくの雨でせっかくの軽井沢も東京より涼しかっただけ・・・。
雨の中を歯科とゆかりのある内村鑑三記念堂だけ有志だけで行ってきました。
キリスト教の伝道師、国際的な思想家として活躍された内村鑑三先生が大正15年の夏、こよなく愛されていた自然豊かな避暑地・長野県中軽井沢の星野温泉に逗留中、突然激烈な歯痛に襲われました。
しかし、当地の歯科医院で受けた手厚い歯科医療によって、程なくその苦痛から開放されたそうです。
「Dentistry is a Work of Loveー歯科医術たるは愛の御業なり」は、その時の喜びを心より表現された言葉とされています。
この言葉は、苦痛から解放された患者の歯科医療に対する感謝の表れであるばかりか、歯科医療に携わる者の座右の銘として大切にされています。
※内村鑑三氏の書は、軽井沢にある『石の教会(内村鑑三記念堂)』に保存されている。
歯科医療は技術の進歩と共に複雑化し、文明の進歩と共に患者さんの要求も高くなり、より難しい職業となりました。
それでも、心ある歯科医は経済的な評価よりも患者さんが喜ぶ笑顔や「ありがとう」の言葉を心の支えに厳しい歯科医院経営をしています。
歯科医療は患者さんにとって100%であるべき。
だから、痛みが止まるのも当たり前、きれいな治療がされるのが当たり前、
満足できるのが当たり前と考えるのが患者さんの見方です。
歯科医療は機械が産み出す工業製品ではありません。
ひとつひとつオーダーメイドで行う手作業の積み重ねです。
ひとつひとつの治療を、患者さんお喜ぶ顔を頭に浮かべながら丁寧に、正確に治療を行います。
そして、病気を持った患者さんの気持ちになり、安心して頂けるよう気遣い、お話しすることが必要だと思います。
これがなかなか難しいんです。
内村鑑三の受けた「手厚い歯科医療」は単に高い治療技術だったわけでなく、患者を思う歯科医療者の思いやそこからうまれた気遣いの言葉や態度が内村鑑三を「当たり前」ではなく「感動」に向かわせたのでしょう。
あなたにとって本当に必要な歯科医療は何でしょう?
あなた自身も気づいていない本当の歯科医療に出会った人だけが、歯科医療の恩恵を受けられるのだと思います。
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