2014年4月2日 (水) 18:30
4月に入り新年度ということもあり、何かと慌ただしい日が続いているかと思います。 昨年秋、アメブロ「歯科難民を救え!」ブログから移転して新たなブログを作るのに思ったことは、私がどんなことをしている歯科医師なのか知って頂くことからはじめようと思ったことから日記的に書いてきました。 その分、歯科難民を救うための内容は多くなかったかもしれません。 ブログは自分の考えを言いたい放題言うことができるといういい点がありますが、逆にいうと、根拠もないことを勝手な考えからまるで真実化のように語ることもできてしまいます。 最近寄せられるメールを読むと「HPなんて信じられない」「行くと全然書いてあることと違った」という落胆の言葉が目につきます。 多くの歯科医院のHPには「いいこと」ばかりしか書いてないのはHPが広告として使われているからです。 嫌なこと、面倒なこと、負担になることは書かないのが広告たるHPの特徴です。 根拠を示すことは歯科医療が医療であるためには絶対に必要なことだと思います。 これを欠いたら歯科医療は医療でなくなり、ただの修理屋と化します。 このような歯科医療を行う上での根拠のことをエビデンスと言います。 科学的根拠に基づいた医療としてEvidence Based Medicine (EBM)といって最新の歯科医療においてとても重要なことです。 ただ虫歯の穴を埋めるだけでもこのEBMによって治療結果が異なるのです。 より高いエビデンスに裏付けられた歯科医療が求められます。 言い換えればその治療法はどんな論文によって証明されているのか? その論文のレベルによって問われるのです。 しかし、論文もない、ただの経験則で「大丈夫」「これが一番」などと治療方法が決められるのは保健医療中心の歯科医療の残念なところです。 現在でも健康保健で使用可能な歯科用金属の中には諸外国ですでに使用禁止処置がとられているアレルギーや発がんの危険のあるものも含まれているのをあなたはご存知でしたか? その金属を使うかどうかは歯科医に任せているのですよ。 あなたの銀歯は大丈夫か?
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