山田歯科医院|渋谷区幡ヶ谷|一般・小児・審美・矯正歯科など

歯科難民を救え!Dr.Yamada'sブログ

講演に行ってきましたin郡山

2014年1月25日 (土) 13:12

1月24日(金)福島県郡山歯科医師会のスタディークラブKDSCで講演してきました。

私の講演は歯科難民救済のため、患者さんのお話をもっと歯科医師の先生に聴いて頂くために、患者さんのお話をどのように聴けばいいのか?聴くことに世てどのような治療効果があるのかを医療における科学的根拠に基づいてお話ししています。

現在、医学教育ではナラティブメディスンと言って、患者さん独自の病気体験に基づいたオーダーメードの医療が提唱されていますが、残念ながら日本の歯科医療においてはいまだに「話していたらお金にならない」と患者さんお話を伺う時間すら惜しんで治療をしています。

そのことが患者さんとの信頼関係をどれほど損なう原因になっているか・・・。

少しでも多くの先生方にわかって頂こうと全国を飛び回っています。

これができれば患者さんはいつも笑顔で歯科医院にお越しになれます。

歯医者は決していやなところでなく、行くと気持ち良くて、安心できて、なんでもお話し頂ける場所になるのです。

訪問歯科を専門医している先生は「時間に追われてなかなか患者さんお話を聴くことができていなかった」と反省していると講演後メールを頂きました。

歯科医療は「技術」だとは思っていないでしょうか?

もちろん、患者さんの抱えた問題を解決できる技術を持つことは最低の条件です。(現実にはそれすら持たない歯科医師もたくさんいるのですが・・・。)

しかし、患者さんの本当の訴えを聴く力のない歯科医師に治療を受けたばかりに際限なく治療を繰り返している歯科難民がたくさんいることを私たち歯科医師は認識しなければいけないのではないでしょうか?

郡山歯科医師会の中で特に熱心に勉強されているKDSCの先生方が患者さんとのコミュニ受け―ションについてさらに理解を深め、歯や歯茎だけでなく、患者さんを安心させ、将来の不安さえも解決できるように支援できるようになることを期待しています。

 

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