2013年12月24日 (火) 15:07
当院は予防をベースとした治療を長年しているので歯科衛生士の存在は不可欠です。
歯科医院のスタッフの中でも国家資格を持ったスタッフが歯科衛生士です。
現在は3年制または4年生の専門学校を卒業し、国家試験に合格して勤務します。
しかし、全国的に見ても歯科衛生士の数は少なく、現状都内の歯科医院で歯科衛生士の雇用状況は人数割合で3医院にひとりしか存在しません。
現実的には当院のように常勤3名非常勤1名を雇用している歯科医院もあるのでおそらく10医院のうち2医院くらいしか歯科衛生士はいないのではないかと推測できます。
それだけではありません。
歯科衛生士の職務として予防をしっかりされている医院の場合は予防業務が中心になると思いますが、歯科衛生司法上、歯科衛生士は歯石をとったり、詰め物を入れたりすることができることから、治療の一部を担っている歯科医院もあります。
治療中心の医院では歯科衛生士がいても予防業務は積極的でない歯科医院もあるわけです。
現実的に歯科衛生士の採用は非常に難しく、募集を出してもなかなかいい人材にめぐり会うことができないのです。
当院ではさらに予防業務の充実のために年明けから歯科衛生士を増員予定です。
そのため、毎日面接をしているのですが・・・。
当院の場合、1次面接後2次面接では当院スタッフ全員が面接をします。
自分と一緒に働くスタッフを選ぶのに、面接して気に入らないスタッフとなかよく、良い仕事が出来るはずがないと考えることからです。
女性の目は私よりも厳しく「挨拶がしっかりできない」「服装が面接にそぐわない」からはじまり、血液型や当院を選んだ理由まで厳しく聞かれるようです。
受付や歯科助手の場合、前職が一般企業の場合、そのようなことはないのですが、歯科衛生士の場合、
特に中途採用は大変な方が生出になります。
社会性が乏しく、面接にジーンズできたり、挨拶もしっかりできなかったり、とても今まで歯科医院で勤務していたとは思えないような方が面接に来ます。
人を診る仕事であるはずの歯科衛生士が面接でさえ社会人として
最低わきまえていなければならないはずのマナーレベルのことができないのです。
そんな状況でよく仕事が務めるものだと感心してしまいます。
売り手市場の歯科衛生士はこんな状態でも採用されるようです。
当院の場合は考えられません。
ひとりひとりの患者さんに信頼して頂けるような態度や身なりは入社前にクリアするべきことと当院では考えます。
こんな状況が現在の歯科界の現状ですから予防が広まらないのは当然のことでしょう。
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